特集
沖縄本島に居ながらにして離島気分が味わえる! ネイチャーラバーにオススメしたい金武町の楽しみ方。
タコライスだけじゃない!? 水のまち、金武町で豊かな自然を思いっきりエンジョイ!
那覇空港から車で1時間の「やんばる」!?
沖縄本島のほぼ中心部、太平洋を望む東海岸に位置する金武町は、うるま市、恩納村(おんなそん)、宜野座村に囲まれた「やんばる(沖縄本島北部)」の玄関口。町内には沖縄自動車道の「屋嘉IC」「金武IC」と2つの高速インターがあり、那覇空港から車で約1時間と、”気軽にアクセスできるやんばる”なのです。
沖縄本島といえば、西海岸のビーチリゾートでしょ? リアルな自然を楽しむなら、やっぱり西表島あたりまで足をのばしてマングローブ観察?なんて思っているあなた!
いえいえ、沖縄本島のアウトドアライフはビーチだけではありません…ということで今回は、タコライスが有名なだけじゃない! 我らが金武町が世界に誇る(!?)自然の魅力をご紹介していきましょう。
清らかな水が流れるまち、金武町へようこそ!!
金武町には、恩納村との境にある恩納岳(おんなだけ)を源流とし、太平洋に注ぐ全長約8kmの「億首川(おくくびがわ)」が流れています。海の水がまざる河口付近には、沖縄本島では唯一、「オヒルギ」「メヒルギ」「ヤエヤマヒルギ」「ヒルギモドキ」と4種類ものヒルギが見られるマングローブ林があり、その根が作り出す「命のゆりかご」とも呼ばれる空間は、亜熱帯ならではの生き物の宝庫。川辺には野鳥の姿も多く見られます。
また、琉球石灰岩が広大に分布する金武町の地盤は豊富な地下水を蓄えており、現在もこんこんと清水が湧き出る井戸や泉が多数。金武町では、古くからこうした水源を利用して稲や田芋などといった水田作物の栽培がさかんで、県内屈指の水どころとして知られています。
億首川の源流である恩納岳はじめ、豊かな水源をもたらす手つかずの自然が、清らかな水に恵まれた金武町を形作っているのです。
遊んで学んで泊まれる体験型宿泊施設
「ネイチャーみらい館」で金武町の自然を識る。
アウトドア初心者やファミリーにも。気軽で安心な自然体験。
さて、水のまち 金武町を訪れるなら、まずオススメしたいのが「自然体験学習施設 ネイチャーみらい館」。億首川の河口近くにあり、マングローブ林に隣接するネイチャーみらい館は、広大な敷地の中にキャンプ場やコテージを有するだけでなく、「マングローブカヌー体験」などを通して、楽しみながら沖縄の自然や文化を学ぶことができる施設なのです。
体験や宿泊に必要な設備やレンタル機材が充実しているのはもちろんのこと、地元金武町を知り尽くしたスタッフやインストラクターがそろっているのがネイチャーみらい館の魅力。アウトドア初心者や女性同士、小さなお子さまやお年寄りまで、幅広い層の方が、気軽に安心して自然と触れ合うことができる施設となっています。
スタッフ・インスタクターに聞く
ネイチャーみらい館のおすすめポイント
ということで、やってきましたネイチャーみらい館。施設の魅力を語らせたらピカイチ(かもしれない…)という管理事務所の仲間靖和さん(左)と植村元治さんが、照れながらもこちらでの楽しみ方を教えてくれました。ちなみに仲間さんは、県外からの修学旅行のコーディネートや予約調整が主なおしごと。植村さんは施設管理のほか、体験メニューのインストラクターとしても活躍しています。
金武町の自然に触れながら、遊べる・学べる体験型施設
「当施設で人気No.1の体験はやはり『マングローブカヌー体験』ですね。カヌーに乗って2時間ほどの億首川散策では、間近にマングローブや川辺の生き物の観察ができるだけでなく、専門のインストラクターが楽しく自然環境の素晴らしさを教えてくれます」と仲間さん。うほぉ〜。離島に行かずとも、カヌーでマングローブ林をめぐれるなんて、これはポイント高いです〜。沖縄に生息するミナミトビハゼやハクセンシオマネキなどは遭遇率が高いそうですよ!
「僕がインストラクターを務める『たんぼ遊び体験』も、金武町ならではの遊び方。水田で泥まみれになって綱引きやかけっこをするのは楽しいですよ(笑)。『シーサー色づけ体験』などの文化体験もあって、こちらは小さなお子さまや女性にも人気です」と、植村さんもイケメンな笑顔でアピールしてくれました。
汚れてもいい服装と着替えなどを持参していけば、必要な道具などは施設に揃っているので、気軽に出かけてOK。ただし、混み合う時期などもあるので、体験メニューは事前の予約がベターです。日帰りキャンププランを利用して、複数のメニューを体験するのもいいかもしれませんね。
キャンプ場でコテージで。豊かな自然に抱かれて、ゆったり金武ステイ。
せっかくネイチャーみらい館を訪れるなら、自然に囲まれてゆったりと宿泊するのもアイデア。「キャンプ場が34サイト、1棟最大24名まで泊まれるコテージも5棟あります! テントやBBQ機材のレンタル、食材の準備も承っておりますし、シャワーや大浴場、レストランなどもありますので、旅の目的に合わせてさまざまな利用の仕方ができます。アウトドアでのBBQなんて、お父さんの腕の見せどころですよ!」と、植村さんが再びイケメンに語ります。
仲間さんも「館内が消灯したあとの星空は地元在住の僕でも癒されます(笑)。おじぃやおばぁ、子どもさんたちまで、みんな一緒になって笑顔で楽しんでいる姿をみると、僕はもっと癒されるんですけどね(照)」と、メガネの奥の瞳がキラリ。地面に寝転がって流れ星をさがす夜、マングローブの林を眺めながらの朝の川辺散策。。。うんうん、きっと忘れられない思い出になりますね。宿泊施設も季節によっては混み合うので、早めの予約がベターですよ。仲間さん、植村さん、ありがとうございました〜!
ネイチャーみらい館と合わせて訪れたい、癒しの水辺スポット 5選
仲間やファミリーで、そしておひとりさまでも、楽しく金武町の自然に触れ、さらに自然に対する知識も深まるという、プライスレスな時間が待っているネイチャーみらい館。金武町にはそのほかにも、自然を満喫できるディープなスポットが数々ありますので、最後にネイチャーみらい館と合わせて訪れてほしい、”金武町の水辺 厳選5スポット”をご紹介しましょう。
水牛車マングローブ観察
ネイチャーみらい館の「マングローブカヌー体験」を主催している「ふくらしゃや」による体験メニュー。億首川の河口にある遊歩道「億首川プロムナード」を水牛車でめぐり、ガイドさんによる歌三線に耳を傾けながら、ゆったりとマングローブ観察ができます。水牛の機嫌に若干左右されるそうですが、所用時間は1時間弱ほど。
金武ダム
億首川の上流にある世界初の台型CGS形式を採用した多目的ダム。敷地内には琉球王国時代の宿道(かつての国道)の復元やダム資料館もあり、金武町の歴史や自然について学べる場所でもあります。また、ダム湖を1周できる周遊道路もあり、北側にある「高地原湿地帯」(写真)はバードウォッチングのスポットでもあります。ダム好きな方は、ダムカードをゲットするのもお忘れなく〜。
ウッカガー(金武大川)
並里区にある町指定文化財で、金武町を代表する横井戸式の井泉。水道が普及するまでは、地域の人びとに生活用水を提供する場として、また人びとの交流の場として賑わっていました。今も1日千トンに及ぶ豊富な湧き水は、干ばつ時にも枯れなかったことから「長寿の泉」と尊ばれ、現在も元旦の「若水汲み」が行われています。「新おきなわ観光名所100選」のひとつ。
※飲料水として利用する場合は一度沸かしてから利用ください。
伊芸海浜公園
屋嘉ICと金武ICのほぼ中間、伊芸区にある海浜公園。海沿いには真っ白な砂浜が続く伊芸ビーチがあります。園内には、大きな駐車場や東屋、遊具のほか、東広場にある管理棟には、コインシャワーも完備。金武町のメインストリートである国道329号からもすぐなので、夏場の海水浴にもおすすめです。東海岸でシャワーありのビーチはレアですよ!
屋嘉ビーチ
屋嘉ICからほど近い金武町の西部にある浜で、こちらも国道329号からのアクセスが便利。「屋嘉入口」のバス停も目の前にあります。天然の白い砂浜がうるま市石川まで続き、地元の人からは「七日浜」とも呼ばれるローカル御用達の海岸です。シャワーや管理棟などのビーチ施設はありませんが、金武町内でも宿泊施設の多いエリアにあります。
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